1.世界中で貨幣としての価値を失わないゴールド
ゴールドというと、多くの人はお金持ちが所持しているものと思われるでしょう。
情報化の進む現代では、さまざまな情報を得ることができ、そういった中で非常に高価なイメージが出来上がっていくのです。
ですが情報化の躍進といった技術が向上していくのと同じように、ゴールドの常識もまた変わりつつあります。
近年ではもはやお金持ちだけの間で行う投資ではなく、一般的なサラリーマンから自営業を営む方まで、多くの人々までもが行っています。
見た目の美しさから少ない生産量という希少性といった理由により、世界中のあらゆる国で通貨として使われてきました。
日本においても、古くは江戸時代から金貨として通貨としての価値を示し、近代である明治ごろから昭和の初期にも使われてきました。
そして今なおゴールドは、その価値を失うことなく保ち続けているのです。
私たちの国である日本が、今後破綻するとは考えづらいです。
しかしこの先の未来で何が起こるかは分かりません。
そういった時のために価値の失われないものを所持していることは、安心感へとつながります。
2.ゴールドはインフレに強い
万が一のための安心として所持している場合でも、利益を得られる可能性は大いにあります。
北朝鮮は、われわれ日本の近郊に存在する問題ということもあり身近に感じられます。
しかし世界では今なお戦争や紛争が絶えず起こっており、世界情勢に混乱にも影響を与えています。
世界が不安になると、ゴールドの需要は高まり価格が上昇する傾向があるのです。
またインフレに強いのも利点の一つです。
インフレというのは、現金の価値が下がり物の価値があがることです。
そのため物であることにより、価値は下がるどころか上がります。
所持しているのが現金だけの場合とでは、インフレ時の資産の差に大きな影響を与えます。
3.ゴールド投資のデメリットとは?
しかしながらメリットだけではなくデメリットも存在します。
預金による利子や株の配当の場合は、所持しているだけでもお金を得ることができます。
ですがゴールドを所持しているだけでは、お金が増えることはありません。
利益を得いるには、購入した時よりも高い値段の時に売却するしかありません。
また所持しているだけでもリスクはあります。
自宅で所持していた場合、紛失や盗難に遭うと水の泡です。
そうならないためにも信用できるところに預けるのが一般的ですが、費用がかかってしまいます。
ほかにも購入や売却の際にも手数料がかかることが多いです。
こういった点から、利益を生み出すためではなく、リスクを減らすための投資という面が大きいです。
不測の事態が起こったときのための、安心を手に入れていると言えます。
4.実際の投資方法について
ゴールドの投資には大小さまざまなものがあります。
代表的なものであり、資産家が扱っているイメージの大きいものが金地金です。
※詳しくは「ゴールドリンクの口コミ・評判」も参考
これは金の延べ棒などの金の塊を購入・所持するもので、値段も非常に高く1キログラムで500万円近くにもなります。
最近ではグラム単位で指定して購入できるところもあり、キロ単位では購入が難しい人でも、手が出しやすくなってきています。
金地金は資産家向けですが、少しグレードの落ちた一般向けなのが金貨です。
金貨は小額から購入できるだけでなく、さまざまな国で装飾豊かなデザインのものが作られており、観賞用としても楽しむことができます。
またオリジナル加工を行っているところもあり、プレゼントとしても利用されています。
また純金積み立てという形の投資もあります。
毎月決まった額を少しずつ購入していくことで、値段の高い時にまとめてて購入してしまうリスクを抑えることができます。
特定保管と消費預託という預け方がありますが、企業に委託する消費預託の場合は、企業が倒産してしまった場合は預けた金がそのまま消える可能性があるので注意が必要です。
月に1,000から5000円ほどとお手軽に出来るのが特徴です。
その他にも投資信託する方法があります。
中でも金ETFは手数料が少ないうえに、保管料もかからず気楽に始めることができます。
そのため利益を目的としては非効率な面が多く、儲けようと思うならばそれなりに資金が必要となってきます。
5.まとめ
このように大金をもっている資産家だけでなく、一般家庭でも始められる投資になっています。
利益を得るというよりは、リスクを減らして安心を増やすという面が大きいです。
値段は高いものだと数百万からになりますが、1,000円から始めるお手軽なものまであります。
値段が非常に高いというイメージを取っ払い、小額からでも可能という意識をもって始めてみるのもいいかもしれません。