マットレスの使用面をローテーション変えるとGood
一口にマットレスと言っても価格はピンキリで、中には比較的高級な物も存在します。
ところが、高い物だろうと早い段階でダメになってしまうケースもあり、勿体なく感じられてしまうこともあるものです。
中にはそもそもの品質が良くない物もありますので、そういった製品を選んでしまった場合は、今後の選び方に注意する姿勢が求められますが、使い方が良くなかったために、早い段階で寿命を迎える羽目になることもあるのです。
後者の場合は使い方に注意をすることで、今後は長く愛用できるようになるかもしれません。
また、正しく活用をすることで、良質な寝心地をキープしやすくなりますので、快適な睡眠を保つためにもマットレスメンテナンスやマットレスとの付き合い方を見直してみるようにしましょう。
寿命を延ばすためのテクニックのひとつ、大事なのが裏表や上下を定期的に替えてあげることです。
ずっと同じ面ばかりを使う人もいるようですが、その使い方ですと腰部分などの、重量による負担が掛かる場所のへたりが進みやすいです。
寝心地が著しく損なわれることで健康を害してしまうケースも多く、へたりが生じていることに気が付かず、不健康な眠りになっていることもあります。
そこで心掛けたいのがローテーションで使用面を替えることで、裏表はもちろん、上下も時折替えてあげるようにしましょう。
そうすることで、まだへたっていない部分を使用することができ、へこみが生じてしまうリスクも回避することができるのです。
もしかしたら今使っている物も、向きを交換するだけで復活できる可能性もありますので、確認をしてみるのがおすすめです。
表側がダメだとしても、裏側だったり上下を替えたりすると気持ちの良い寝心地を取り戻すことができる場合があります。
眠る時以外はベッドに乗らないようにすることも大切です。
湿気対策も長持ちのポイント
特にワンルームですとソファを置いたり、座れる場所がなかったりしますので、生活の際にはベッドの上で過ごすという人もいるようです。
そうすると必然的に劣化が進みやすくなりますし、しかも定位置が決まっていることもありますので、同じ場所に座っているとそこばかりがへこんでしまうこともあるのです。
また、中にウレタンなどのクッション材が入っているタイプの物ですと、偏りが生じて寝心地を悪くしてしまうかもしれません。
極力、眠る時以外は乗らないようにした方が負担を減らすことができますので、睡眠中以外の時間はへたりを回復させるタイミングと考え、そっとしておいてみてはいかがでしょう。
定期的に湿気対策をすることも欠かせません。
睡眠中は沢山の汗をかいており、その量は実にコップ一杯程度とされているのです。
それが布団やマットレスなどに沁み込んでいきますが、湿気がこもるとカビが生えやすくなってしまうのも必然でしょう。
ずっと敷きっぱなしだったマットレスをひっくり返してみたら、裏面にびっしりとカビが生えていたというケースもあります。
見た目が悪いのはもちろんですが、カビの胞子を吸っていた可能性もありますので健康面でのリスクがある上、特に小さな子供やお年寄りなどの体力が少ない人は影響を受けやすく危険です。
常に清潔な状態で使用するには湿気を逃がしてあげることが欠かせませんので、時折、通気を良くするように心掛けましょう。
例えば窓を開けた近くの壁に立てかけておくなどがひとつの方法です。
先述をしたように、たまに使用面を替えることが大切ですが、そうしたタイミングと合わせて湿気対策をしてみるのも良いかもしれません。
もし壁に立てかけるなどが難しい場合は、ベッドの下に扇風機の風を送って湿気を逃がすのも良いでしょう。
ある程度の湿気を解消することができるお手軽な対策法です。
長持ちしやすいマットレスの材質
へたりにくさに注目をしながら、マットレス選びをするのも、長期的に使うための大事なポイントでしょう。
比較的長持ちをさせやすい物の特徴としては、コイルスプリングタイプが挙げられます。
渦巻き状のコイルが配置されているのが特徴的で、高い耐久性を誇ります。
逆に劣化をしやすい傾向があるのが、ウレタンフォームタイプです。
特に安価な物は密度が低く、すぐにへたってしまうことがあります。
それでももし、ウレタンタイプを選択するのならば、なるべく密度が高い物を選んだ方が安心と言えるでしょう。
その分、購入価格が上がってしまうものの、短期的に買い替えをせずとも良いため、安価に済むこともあります。
ただ、耐久性が優れている物がベストというわけでもありません。
もちろん丈夫に使えた方が余計なコストが掛からずに済むのですが、重要なのは体に合うかどうかでもあります。
体との相性が良くないと腰痛や肩こりなどが起こりやすくなってしまいますし、毎日気持ち良く眠ることができるかどうかが大切です。
長く使えることはもちろん、寝心地の良し悪しにも注目をしながら、総合的にバランスの良いマットレスを選択するようにしましょう。