よく工事現場で足場が組まれているのを目にしますよね。
またそれだけでなく、イベント会場の特設ステージや消防訓練など、実は様々な方法で活躍していますが、実は一言で足場と言っても組み立て方法にはいくつか種類があります。
そこで今回はその中でも主流と言われているクサビ式と枠組式の違いについて詳しく解説していきます。
現在日本の建築で主流は枠組足場
まず現在日本の建築で主流と言われているのが、枠組足場です。
枠組式は鋼管を門型溶接された建枠を中心に、ジャックや筋交などを組み立てるタイプのものを呼び、現在低層から中高層の工事まで幅広い現場で活躍しています。
その一番の特徴とされているのが、強度が高いという事で、特に高層建築工事では強度と安全性が重視されることから、使用されることが多いです。
また工事といえば騒音が発生するというイメージがありますが、枠組式ではハンマーによる打ち込み作業がないため、騒音が比較的少ないのも特徴の一つです。
騒音問題によって工事が嫌煙されるという事も少なくないので、騒音が出来るだけ少なくなるというのは工事をする上でとても大きなメリットだと言えます。
クサビ式の足場の特徴
それに対してクサビ式というものは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として、手摺や筋交などの部品をクサビに緊結するタイプのものです。
クサビ式の一番の特徴となるのが、ハンマー1本で組み立てることができるというもので、解体もハンバー1本で行うことが出来ます。
また枠組式に対してコンパクトに結束することも可能なので輸送コストも下げることができ、ハンマー1本で組み立てられるという簡単さから作業時間も短縮することができるので、素早く作業ができるというのもメリットの一つと言えます。
登場した当初は木造住宅などの中層の建築で利用されることがほとんどでしたが、最近では部材の種類が充実してきたこともあって、複雑な形状の建物や高層の建物でも利用されることが多くなり始めました。
クサビ式のパイオニアと呼ばれているKRH
どの種類の足場を選ぶのかというのは、その現場や建築するものの種類、用途などによっても異なりますが、クサビ式のパイオニアと呼ばれている会社がKRHです。
同社は昭和50年代半ばにクサビ式足場が誕生して以来、クサビ式のポテンシャルを最大限に生かすべく、その製造や技術向上に努めてきました。
そんな企業努力もあってAタイプと呼ばれるシステムが業界の主流となり、最初は低層建築用だった用途を中高層にまで広げています。
KRHは岐阜県にクサビ式専用の工場を所有しており、最新鋭設備で加工から組み立て、溶接やメッキまですべての工程を一貫して行っています。
製造工程が一貫化していることで安全性を高め、高度な品質管理を行うことを可能とさせました。
現場経験が豊富なことから、開発技術陣は新たな製品の開発や改良を繰り返し、耐久性や安全性、施工のしやすさなどを日々向上させています。
また仮設資材はリユースを繰り返すというのも一つの特徴です。
KRHではレンタル供給も行っており、製造もおこなっているメーカーであることからレンタル品であっても新品のような安全性や信頼性が保てるよう、品質検査を厳しく行っています。
KRHは商品の種類も充実している
またクサビ式のパイオニアであることから、商品の種類も充実しているため、要望に合ったものが借りられるという点でも現場では人気を集めています。
それだけではなく、取り扱い方法や使用方法を詳しく教えてもらえるというのも、実際に製造しているメーカーからレンタルをする強みだと言えます。
またKRHは架払工事を受注しているというのも、パイオニアと呼ばれる理由です。
そもそも木造建築に使うものだと思われていたクサビ式を中高層建築に適応できたのは、その高い技術を、工事を通じで確立させてきたからだと言えます。
その経験から現在でも協力会社や職工の手配、設計の打ち合わせや現場監督まで、すべての工程を一貫して行っており、それが早くて安いのに安全性が高くて要望にも広く答えてくれるという架払工事につながっています。
KRHの一番の特徴ともいえるのが、クサビ式を世にもっと広めようと活動していることです。
まとめ
クサビ式の安全性や応用性が高まったとはいえ、いまだに工事において主流なのが枠組式のものです。
しかしKRHはクサビ式が全ての面において優れていると考えており、それを社会に広めるためにお客様に工事を委託する活動も行っています。
クサビ式を世に広めるという目的だけでなく、工事を委託することで事業の成長をサポートすることにも繋がります。
自分たちの会社の成長だけでなく、もっと工事をスムーズで安全に、そしてお客様の事業が成長するようサポートまでしてくれるということも、業界でパイオニアと言われる理由となっているかもしれません。
一言で足場と言っても色々な種類のものがあり、その用途によっても選び方は様々です。
調べたのちクサビ式のものを使いたいと思った時には、パイオニアに相談してみることをおすすめします。